信州ソフトクリーム広場

ソフトクリームと法律

食品にはその特性に応じていろいろな成分の規格が定められており、その規格から外れると食品衛生法違反として扱われることになります。特にソフトクリームの場合は、アイスクリーム類とともに微生物（細菌）的成分規格が定められている食品のひとつで、実際に健康被害が発生した・しないに関わらず、定められた規格を守らないと、状況によっては営業停止などの行政処分を科せられることがあります。

アイスクリーム類（ソフトクリーム）の成分規格

	乳固形分	乳脂肪分	大腸菌群	細菌数
アイスクリーム	15%以上	8%以上	陰性	10万以下
アイスミルク	10%以上	3%以上	陰性	5万以下
ラクトアイス	3%以上	ー	陰性	5万以下

乳等省令（乳及び乳製品の成分規格等に関する省令）からの抜粋

氷菓（シャーベット）の成分規格

	乳固形分	乳脂肪分	大腸菌群	細菌数
氷菓	ー	ー	陰性	1万以下

※大腸菌群、細菌数はいずれも製品1グラム（氷菓は1ミリリットル）あたりの数値

食品・添加物の規格基準からの抜粋

食品衛生は皆様のお店を守ります

国内外で発生したさまざまな食品事故や事件により、最近は消費者の食の安全に対する意識はますます高まってきています。そのような状況下、ソフトクリームに限らず、食品衛生問題が発生した場合、営業者は金銭面や企業イメージの面で大きなダメージを受けることになります。

逆に言えば、日頃から衛生管理を実施していれば、自信を持ってお客様に商品を販売できるだけでなく、万一の場合には科学的な根拠に基づいてお客様や保健所に説明することができます。

食品衛生はお客様の健康被害を防ぐとともに、皆様のお店を守る重要な手段なのです。

お客様に衛生的なソフトクリームを提供するために

まずは製造機械であるフリーザーや原料の正しい取り扱いを覚えることが重要です。その次に、ご自分の取り扱いが本当に正しいのか細菌検査で定期的に確認することも大切です。その結果、先に述べました微生物的規格に合っていれば正しい取扱いをされており、規格外であれば速やかにその原因を調べ改善する必要があります。

ただし、ソフトクリームの取り扱いは決して難しいものではありません。大切なポイントをしっかりと押さえれば誰でも衛生的なソフトクリームを製造することができます。

自主検査の流れ

 

※詳しい宅急便代に関しては最寄りのヤマト運輸（株）営業所へお問い合わせください。